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御朱印をいただきに東寺まで [史跡]

高野山で良き御朱印帳にめぐり合い、以後御朱印をいただく事が文化財保護にも貢献する事ができるので、寺院へお参りする時は御朱印帳を持ち歩く事にしました。というか今回は御朱印をいただくために京都の東寺を訪れました。真言宗総本山・教王護国寺です。真言宗の総本山は高野山ちゃうんか?と思っておられる方も多いと思いますが、高野山は高野山真言宗の総本山、言わば修行道場の総本山で空海上人が日本に帰り京都に帰還が許された時、嵯峨天皇に最初に託されたのがこの東寺で、真言宗総本山とされます。近鉄京都線・東寺駅から徒歩5分ぐらいで南大門入口です。
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入るとすぐに金堂、講堂がありますが、まずは御影堂に行って空海上人にご挨拶し、お声を聞きに伺います。その後この金堂、講堂へ行き、立体曼荼羅など仏像の数々を拝観。壮大な世界観に高野山同様一時現世から離れるような感じがします。
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東寺で最も有名な建物はこの五重塔でしょう。他のお寺さんでもよく見かける五重塔ですが、東寺の五重塔は他のそれとは違う構造上の違いがあります。パッと見てお解かりになりますでしょうか。
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他の多くの五重塔は建築構造上、上にいくほど減築されて小さくなっていますが、この東寺の五重塔は五層すべてが同じ大きさになっており珍しい建築構造になっています。拝観期間ではなかったので中に入ることはできませんでしたが、以前入ったときは恵果阿闍利が描かれた掛け軸などが見る事が出来、ここも見どころ満載でした。

さてお目当ての御朱印ですが、東寺の御朱印は7,8種類ありどの御朱印をいただこうか迷います。普通一度のお参りで一つの御朱印をいただくのがマナーだとは思いますが、今まで何度もお参りさせていただいているので、今回少しマナー違反をお許しいただき3種類の御朱印をいただきました。真言宗における大本尊・大日如来様、東寺の本尊・薬師如来様、そして開祖空海弘法大師様の御朱印です。
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次回行ったときには不動明王様の御朱印をいただきたいと思っています。

訪問遅れてばかりで申し訳ございません。ボチボチお伺いします。 そしてNICE押し逃げ申し訳ございません。

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神田伯山独演会に行ってきました。 [講談]

11月6日(金)神田伯山独演会に行ってきました。会場は大阪府豊中市にある、豊中市立芸術文化ホール。キャパシティ1000人を超える大きなホールです。チケットは予約すぐにSOLD OUT。ただ関東ほどでなく私が予約を入れたのは販売開始から5時間後だったので割りと余裕がありました。が、やはり当日は満員御礼。コロナの間引き客入れではなく、1000人超の大入り満員でした。
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大阪では生伯山を見る機会は年に2,3回あるかないか。これは見逃すわけにはいけないとダメ元でチケット購入。忙しい仕事の中休む事ができるかどうかわからないまま、必死で仕事を片付け観に行く事ができました。しかし取れたチケットは2階席。やっぱり落語や講談の座芸はせいぜい100人が限界だなと改めて感じました。
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確かに神田伯山はそれだけの客を呼べる実力はあると思います。この日の3席も見事なものでした。
1・東玉と伯円(初代伯山の兄弟子のお話)
2・赤垣源蔵別れの徳利(御馴染み義士伝より)不覚にも涙。
3・鋳掛け松(漫画「ひらばの人」初回の演題になった演目)
やはり客を引き付ける何かを持っておられるのだと思います。それは何かなのはわかりません。講談だけなら関西にも旭堂南龍という芸も見た目も伯山と比べても劣らない講談師がいる。もっともっと大阪の講談師にも頑張ってもらいたいもんです。
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おそらくこの1000人の半分は講談を知らない客だろう。その残りの内の半分は講談を初めて聞く客だろう。またそのまた半分は講談師が大阪にいることも知らない客だろう。そのまた半分は講談を生で聞くのは初めての客だろう。残りが講談が好きな客だろう。でもこの1000人を懐に入れる伯山はやっぱり凄いのかも知れない。

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久しぶりの高野山へ  Part3 [史跡]

高野山はディズニーランドと同じと仰ったお坊さんがおられます。それはどういう意味かと言うと、高野山もディズニーランドもともに下界から見られる事もなく、また下界を見る事も出来ないところが同じという事だそうです。私は大昔アナハイムのディズニーランドに1度会社研修旅行の際寄っただけで、他のディズニーランドの事は全く興味も無くわかりませんが、確かに高野山は下界から見られる事も無く、また下界を見る事ができない天界のような土地です。ですから高野山に降りた瞬間、空気感の違いは各自の信仰の種類に関係なく感じる事が出来ると思います。

さて、今回の高野山訪問の目的はこの『大圓院』です。
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3回前ぐらいの記事で天野の里を紹介しました。その時に結婚を親から反対され仏門に入り、高野山に入った瀧口入道が修行したのがこの大圓院です。天野の里で亡くなった横笛が鶯となり、入道に会いにきました。その時とまっていた梅の木がこの横笛の梅です。
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しかしその鶯は力尽きて井戸に落ちてしまいました。その井戸も残っています。
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瀧口入道はその鶯はきっと横笛の分身だと思い、井戸から亡骸をすくい上げ、そして阿弥陀如来像を彫って胎内にその亡骸を埋め込みました。阿弥陀様は現在でも大圓院の本尊となっております。この鶯阿弥陀如来像は、宿坊宿泊者しか拝見する事ができませんが、ここに来た理由を話すとご住職のご配慮で中には入れませんでしたが、表から見えるように木戸を外して拝ませていただきました。真言宗のお寺で本尊が阿弥陀如来様というのは珍しいと思います。

この大圓院は江戸時代初期までは多聞院という名でした。戦国時代活躍した西国一の猛将で比類なき武芸の達人と称された立花宗茂が祀られた事から、宗茂の院名である大圓院と改名されました。今回の創作講談の取材旅。いろいろな情報が得られて本当に有意義なものとなりました。

高野山の終りはやっぱり奥の院。高野山全体の空気感が違うと言いましたが、奥の院に入るとまた一段と空気感に緊張感が加わり、凛としたと言うか言い表す事が難しい空気感に包まれます。
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もちろん最も奥の御廟まで行き、今もなお祈りを続けておられるお大師様に感謝をし高野山を後にしました。今回の創作講談取材旅、いろいろな事が勉強となりました。

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久しぶりの高野山へ  Part2 [史跡]

壇上伽藍からすぐにあるのが、高野山真言宗・金剛峯寺です。総本山金剛峯寺と言うと高野山全体を指します。 高野山という名の山はありません。高野山と言うのはこの金剛峯寺の山号です。 今来峰・宝珠峰・鉢伏山・弁天岳・姑射山・転軸山・楊柳山・摩尼山の8つの山 に囲まれた盆地は蓮の花のようになっています。この高野山はまさに仏教の聖地 と言っても過言ではありません。
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本堂の中は一見の価値有り!数々の襖絵、豊臣秀次自刃の間、枯山水の蟠龍庭などなどここだけ見るだけで丸1日かかりそうです。
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もちろん館内すべて撮影NGなので是非その目でご覧いただきたいです。

私は今まで神社仏閣を数多く巡ってきましたが、御朱印をいただく習慣はありませんでした。特にいただかない理由はなかったのですが、とても気に入った御朱印帳を見つけ、またこれも文化財保護の僅かな足しにもなろうかとお土産として素敵な御朱印帳を購入しました。高野杉で出来た御朱印帳です。
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もちろん金剛峯寺の御朱印がTOPページを飾りました。
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次回、やっと講談の取材先を紹介いたします。

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久しぶりの高野山へ  Part1 [史跡]

前記事、天野の里とは別日に行って来ました高野山。久しぶりの訪問です。 大阪各私鉄、大阪メトロから高野山1DAYパスが期間限定で出ています。 南海高野線、高野山ケーブルカー、高野山上バス乗降車自由で大阪メトロ だと3100円。メトロと南海高野線とケーブルカーだけで十分元が取れます。 その上山上バス乗り放題、金剛峯寺、壇上伽藍の入場割引、おみやげの割引など お得感満載の1DAYパスです。私の家からは大阪メトロ谷町線、堺筋線と乗り継ぎ 天下茶屋から南海高野線で極楽橋、ケーブルで山上に行き、バスでまずは高野山の 入口『大門』へ。
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モロ師岡逆光なので裏から。

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門番はもちろん仁王像。屋内の仏像は撮らないようにしていますが、ギリ屋外と判断。 さすがの迫力です。阿吽の呼吸。
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ここから奥の院に向かってバスは使わずゆるりとした散歩を楽しみながら次に向かうは『壇上伽藍』。空海上人が最初に開いた密教修行道場です。見どころが多すぎるので一部しか紹介できませんが、是非行って見てください。 幹線道路から見える『中門』は前回行ったときは工事中だったので化粧直しされた姿も美しい佇まいでした。
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入って正面に鎮座する『金堂』。現在は7度目の再建のもので昭和7年に建てられた。本尊阿閦如来は秘仏です。
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高野山で最も重要なのはこの『根本大塔』でしょう。この中の立体曼荼羅は一生の内一度は見ていただきたい宇宙の神秘を感じられる世界観です。
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その根本大塔の前にあるのが『三鈷の松』。弘法大師が唐より帰国の際、日本での密教の修行の場を求め、法具三鈷杵を投げたところ、この松に引っ掛かっていたという逸話があり、不思議な事に普通松の葉は2本だが、3本の葉もある不思議な松です。
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『六角経蔵』は経蔵の基壇(きだん)付近のところに把手がついており、回すことができるようになっています。この部分は回転するようにできており、一回りすれば一切経を一通り読誦した功徳が得るといわれています。今回私は般若心経を唱えながら2周しました。(1人で回せます)
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『鐘楼』の鐘は直径2.12メートルの大鐘で、日本で四番目に大きな鐘であったことから高野四郎と呼ばれるようになりました。
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天野の里にも西行堂がありましたが、高野山壇上伽藍にも西行の庵がありました。それが『三昧堂』です。最近では~三昧とあまりいい意味では使われませんが、三昧とは本来、そのことに熱心に集中して精進すると言う意味です。庵の前には西行桜があります。
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高野山の旅はまだまだこれから。取材地もまだ紹介しておりませんが、ひとまず。

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