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高野山の麓、天野の里へ [史跡]

今回、創作講談に挑むにあたって行っておかねばならない所に取材がてら行って来ました。今回の創作講談は平家物語のお話で、平家の武士と身分の低い女官の娘の悲恋の物語です。簡単にあらすじを申しますと、結婚を決めた二人が身分の差から親に反対され、双方とも仏門に入り男は女人禁制の高野山に、女は少しでも近くにいたいと天野の里で過ごす日々。和歌のやりとりで繋がりを続けるが、女性が病になり儚くも花と散りました。そして鶯となり高野山にいる入道に会いに行くというお話です。

天野の里と言われても関西でもピンとくる人は少ないでしょう。和歌山県の北部、かつらぎ町天野という高野山の麓にあります。JR和歌山線に乗り笠田という駅で下車。
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そこからコミュニティバスに乗り山道を進むこと20分ほど。終点の丹生都比売神社で下車。空海上人が唐から帰国後、修行の場を探していたときにここに奉られている丹生都比売明神と狩場明神に導かれ高野山にたどり着きました。空海上人を導いていただいた御礼のため参拝。
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大きな鳥居をくぐると次は大きな太鼓橋。立派な神社です。
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さらに弐の鳥居の奥に社殿が。これも立派。
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丹生都比売明神へ御礼のお参りを終え、目的の場所へ向かう途中に見つけたのが『西行堂』日本全国歌行脚に周った西行は日本全国に庵が残っています。
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丹生都比売神社から10分ぐらいのところに今回の旅の目的の場所がありました。19才の若さでこの世を去った悲劇のヒロイン『横笛のお墓』です。高野山にいる愛する平家の元武士を想いながらこの地に眠りました。
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「やよや君 死すれば登る 高野山 恋も菩提の 種とこそなれ』高野山にいる入道に向けて、私は死ねば高野山を登ることが出来る。そうすればあなたと恋もできるし天国へ行く事もできるのです。と詠んだ横笛の歌碑があります。悲しいけどえ~話やなぁ~。実はここへ来る前、朝一に同じJR和歌山線沿いにある曽祖父のお墓参りをしてきましたので、持って来ていたお線香を焚き手を合わせてきました。

では次回は高野山へ。COMING SOON


訪問遅れてばかりで申し訳ございません。ボチボチお伺いします。 そしてNICE押し逃げ申し訳ございません。

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コメント 6

yukimin1119

創作のためにかぁ♪いいですねぇ。
by yukimin1119 (2020-10-14 15:27) 

middrinn

立派なところですねぇ( ̄◇ ̄;) 取材までされてて、敬服m(__)m
横笛なら永井路子『平家物語の女性たち』も章を設けてました(^^)
by middrinn (2020-10-14 16:40) 

きよたん

切ない純愛のお話なんですね
取材が大事ですので創作もうまくいきそうですね
by きよたん (2020-10-14 19:09) 

kohtyan

丹生都比売神社へ一度行ったことがあります。
太鼓橋を見て思い出しました。
悲恋の物語、創作講談には、いい題材ですね。
by kohtyan (2020-10-15 09:50) 

ハマコウ

立派な神社ですね。
by ハマコウ (2020-10-15 17:39) 

sakamono

創作のために、やっぱり取材は欠かせませんね。
by sakamono (2020-10-15 22:00) 

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